杉(スギ)と檜(ヒノキ)は何が違う?積み木に使われる木材を比べてみました!

杉(スギ)と檜(ヒノキ)は何が違う?積み木に使われる木材を比べてみました!

積み木を選ぶとき、

「木の積み木なら、どれも同じじゃないの?」

と思ったことはありませんか?

実は、木にはたくさんの種類があり、木の種類によって、重さや硬さ、手触り、香り、木目などが違います。

「つみきーずのつみき」にも、国産の杉と檜(ヒノキ)を使った商品があります。

では、杉と檜では、いったい何が違うのでしょうか?

今回は、積み木をもっと楽しむために、身近な2種類の木材を比べてみたいと思います。


そもそも「杉」と「檜」はどんな木?

杉と檜は、どちらも日本を代表する針葉樹です。

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【豆知識】

針葉樹とは?

針葉樹(しんようじゅ)は、細長く尖った「針」のような葉を持つ木の仲間です。
杉・檜・松・ヒバなどが代表的です。

一般的に、軽くてやわらかく、加工しやすい木材が多いため、建築材やおもちゃなどにも使われています。

広葉樹とは?

広葉樹(こうようじゅ)は、平たくて幅の広い葉を持つ木の仲間です。
ナラ・ブナ・ケヤキ・カエデなどが代表的です。

一般的に、針葉樹より重くて硬い木材が多く、床材や家具などに多く使われています。

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日本の森林や木材について調べてみると、杉は日本で最も多く植林されている樹種として紹介されています。

一方の檜は、きめ細かな肌目や光沢、香りのよさなどが特徴で、家具や建具だけでなく、古くから寺社建築などにも使われてきました。

どちらも日本人の暮らしに長く使われてきた木ですが、実際に触ってみると、意外と違いがあります。


一番わかりやすい違いは「重さ」

杉と檜の違いを数字で見てみましょう。

木材の重さを比べるときには、「密度」という数字がよく使われます。

農林水産省の資料によると、気乾密度の平均値は、

  • 杉:約0.38g/cm³

  • 檜:約0.44g/cm³

となっています。

つまり、同じ大きさなら、一般的には檜のほうが杉より少し重いということです。

もちろん、木は天然素材なので、同じ杉でも一本一本、部位や乾燥状態によって重さは変わります。

それでも、

杉=軽め
檜=杉より少し重め

という傾向があります。

実際に杉の積み木を持ってみると、

「思ったより軽い!」

と感じる方もいるかもしれません。


「軽い杉」は積み木と相性がいい?

杉の大きな特徴のひとつが、軽くて加工しやすいこと

東京都の木育資料でも、杉は加工しやすく、昔から柱や板などの建築材として使われてきた木材と紹介されています。

積み木にすると、この「軽さ」が意外と大きなメリットになります。

例えば、大きな積み木をたくさん使って、

「大きなお城を作ろう!」

「みんなで大きな家を作ろう!」

という遊びをするとき。

積み木そのものが軽ければ、子どもでも持ち運びやすくなります。

杉の軽さを生かした積み木は、たくさんのピースを使う遊びとも相性がよさそうです。


一方、檜は「しっかりした」感触

檜は杉よりも密度が高く、一般的には少し重く、硬めです。

杉は「比較的やわらかく傷が付きやすい」のに対し、檜は杉に比べて硬く、傷やへこみがつきにくいとされています。

積み木を手に取ったときにも、

「杉はふわっと軽い感じ」
「檜は少しずっしりした感じ」

という違いを感じられることがあります。

もちろん、実際の感触は木の種類だけでなく、乾燥状態や木の部位、仕上げ方などによっても変わります。

それでも、同じサイズの積み木を比べると、木の違いを感じるきっかけになります。


「硬い=積み木に向いている」ではない

ここは、積み木を選ぶときにちょっと面白いポイントです。

「檜のほうが硬いなら、檜のほうが積み木に向いているの?」

と思うかもしれません。

でも、必ずしもそうとは限りません。

積み木には、

  • 持ちやすいこと

  • 積みやすいこと

  • 崩れたときに扱いやすいこと

  • 子どもがたくさん持ち運べること

  • 木の感触を楽しめること

など、いろいろな魅力があります。

だから、

軽い杉にも良さがあり、しっかりした檜にも良さがある。

「どちらが優れているか」ではなく、どんな積み木にしたいかによって、木材の選び方も変わってくるのです。


杉と檜、香りも違う?

木のおもちゃの魅力といえば、やっぱり**「木の香り」**。

特に檜は、さわやかな香りが特徴の木として知られています。

東京都の木育資料でも、檜は「さわやかな香り」があり、風呂桶などにも使われてきたと紹介されています。

檜風呂を思い浮かべると、

「檜の香りってこれだ!」

とわかる方も多いのではないでしょうか。

一方、杉にも杉ならではの木の香りがあります。

同じ「木の香り」でも、樹種によって香り方は違います。

無塗装の積み木なら、手に取ったときに木の香りを感じられるのも、木のおもちゃならではの楽しみです。


木目も一本一本違う

杉と檜の違いは、触ったときだけではありません。

見た目にも、それぞれの個性があります。

杉は年輪が比較的はっきり見えやすい木材です。

農林水産省も、杉は「年輪がくっきり目立つのが特徴」と紹介しています。

一方、檜は肌目が緻密で、色や艶がよいことが特徴です。

そして、どちらも天然木。

同じ樹種でも、

「この積み木は木目がまっすぐ」

「こっちは少し濃い色」

「ここには節がある!」

というように、一つひとつ表情が違います。

これは、プラスチック製のおもちゃにはない、天然木ならではの面白さです。


だから「同じ積み木なのに、ちょっと違う」

天然木の積み木を並べてみると、

「全部同じ形なのに、ちょっとずつ違う」

ことに気づきます。

木目も違う。

色も少し違う。

重さや手触りも少し違う。

節が入っているものもある。

でも、それは「不良品」ということではありません。

木が一本一本違う生き物だった証拠。

そんなふうに考えると、積み木の一つひとつが少し特別に見えてきます。


杉と檜、積み木にするならどっち?

ここまでの違いを、簡単にまとめてみましょう。

重さ 軽め 杉より少し重め
硬さ 比較的やわらかい 杉より硬め
手触り 軽やかで温かみがある なめらかでしっかりした感触
木目 年輪が目立ちやすい きめ細かい
香り 杉らしい木の香り さわやかな檜の香り
特徴 軽く、加工しやすい 強靭で加工しやすい
積み木との相性 大量・大型の積み木にも◎ 手触りや質感を楽しむ積み木にも◎

※木材は天然素材のため、実際の重さ・硬さ・色・香りなどには個体差があります。


「つみきーず」は杉と檜、どちらも使っています

ここまで読んで、

「じゃあ、つみきーずはどっちを使っているの?」

と思った方もいるかもしれません。

「つみきーずのつみき」では、国産杉と国産檜、それぞれの特徴を生かした積み木を作っています。

檜の積み木は、木目や手触り、香りなど、檜ならではの魅力を楽しみたい方に。

ひのき材の商品

杉の積み木は、軽さを生かして、たくさんの積み木で思いきり遊びたい方に。

すぎ材の商品

どちらが「正解」ということではありません。

杉には杉の良さ。
檜には檜の良さ。

それぞれの木の個性を知ったうえで選んでもらえたら嬉しいなと思っています。


積み木を通して「木の違い」を知る

子どもにとって、積み木は「遊ぶもの」。

でも、積み木を手に取ったときに、

「こっちは軽いね」

「こっちはちょっと重い!」

「この木、いい匂いがするね」

「こっちは木目がいっぱいあるね」

そんな会話が生まれたら、それも立派な学びです。

木には種類があり、それぞれに違いがある。

同じ種類の木でも、一つひとつ違う。

そして、その木は森で育って、伐られ、加工されて、私たちの手元にやってきた。

積み木は、そんな「木の世界」への入り口にもなります。


まとめ

今回は、積み木にも使われる代表的な国産材、杉と檜の違いについてご紹介しました。

杉は軽くて加工しやすく、檜は杉より密度が高く、硬さやきめ細かな肌目、香りなどが特徴です。

でも、どちらが積み木に向いているということではありません。

軽さを生かしてたくさん遊べる杉。

手触りや香り、しっかりとした質感を楽しめる檜。

それぞれの木に、それぞれの良さがあります。

そして、どちらも日本の森で育った大切な資源です。

いつもの積み木を手に取ったとき、

「これは杉かな?檜かな?」

と木の香りや木目を感じてみるだけでも、いつもの遊びが少し違って見えるかもしれません。

次回は、もう一歩踏み込んで、

「なぜ日本の木で積み木を作るの?」

というお話。

日本にはたくさんの森林がありますが、実は「木がたくさんある=森が元気」という単純な話でもありません。

国産材を使うことと、日本の森林を守ることにはどんな関係があるのでしょうか?

次回は、「木を使うこと」から、森林と環境について考えてみたいと思います。