子どもの自主性を育てるには?モンテッソーリ教育から考える関わり方
「子どもの教育って、これでいいのかな?」
そんなふうに悩むことはありませんか?
最近では、将棋棋士の活躍などをきっかけに、モンテッソーリ教育という言葉を耳にする機会も増えました。
・モンテッソーリ教育っていいの?
・自主性を大事にするってどういうこと?
・おうちでも取り入れられるの?
今回は、モンテッソーリ教育の考え方をもとに、子どもの育ちについて一緒に考えてみたいと思います。
モンテッソーリ教育とは?
モンテッソーリ教育は、20世紀初頭にイタリアの医師マリア・モンテッソーリによって提唱された教育法です。
この教育法の大きな特徴は、
「子どもには自分で育つ力がある」
という考え方です。
子どもは本来、
・知りたい
・やってみたい
・できるようになりたい
という強い意欲を持っています。
モンテッソーリ教育では、この力を大人が引き出すのではなく、
子ども自身が発揮できる環境を整えること
を大切にしています。
また「自由」といっても、好き勝手にさせるという意味ではありません。
自由の中で
・責任
・ルール
・他者への配慮
を自然に学んでいくことを重視しています。
「自己教育力」という考え方
モンテッソーリ教育の中心にあるのが
「自己教育力」
という考え方です。
子どもは、大人が教え込まなくても、
自分で経験を重ねながら成長していきます。
たとえば
・何度も同じ遊びを繰り返す
・納得いくまでやり続ける
・集中して取り組む
こうした姿は、まさに自己教育力が働いている状態です。
大人ができることは、
教えることよりも
邪魔しないこと、見守ること
なのかもしれませんね。
事例:褒められるために遊ぶようになった子
ある6歳の女の子の事例です。
とても真面目で、言われたことはしっかりこなす子でした。
家庭でも、教育に良いとされるおもちゃを与えられ、よく遊んでいました。
しかし、保育士が観察していると、
遊んでいる最中に何度も大人の顔を見ていることに気づきました。
検査の結果、発達上の問題はありませんでしたが、
本人はこう話しました。
「ママに言われたからそのおもちゃで遊んでいた」
「褒められるからやっていた」
つまり、その子は
「楽しいから」ではなく
「褒められるために」
遊んでいたのです。
このケースは、
大人の期待が強すぎると、子どもの自主性が見えにくくなる
ということを教えてくれます。
おうちでできるモンテッソーリ教育の実践
難しく考えなくても、家庭で取り入れられることはたくさんあります 😊
①子どもが選べる環境をつくる
「これやりなさい」ではなく
・今日はどっちで遊ぶ?
・この中から選んでいいよ
と選択肢を用意します。
②途中で口を出しすぎない
つい
「こうしたら?」
「違うよ」
と言いたくなりますが、少し待ってみましょう。
試行錯誤こそが学びになります。
③繰り返しを止めない
同じ遊びを何度もするのは、
成長のサインです。
大人は飽きても、子どもは学んでいます。
④結果より過程を認める
「すごいね!」だけでなく
・よく考えたね
・工夫したね
・最後までやったね
過程に目を向ける声かけが効果的です。
大切なのは「教育法」よりも観察
モンテッソーリ教育は、確立された素晴らしい教育法のひとつです。
しかし、どの教育法が正しいというよりも、
一番大切なのは
子どもをよく観察すること
なのかもしれません。
・何が好き?
・どんなときに集中している?
・どんな遊びを繰り返す?
子どもからのサインを受け取りながら、
その子らしい成長を見守っていきたいですね。
焦らなくて大丈夫。
子どもは、自分の力で育っていきます 🌱