「分数」と聞くと、「小学校になってから勉強するもの」と思われる方も多いかもしれません。
たしかに、小学校では「1/2」「1/3」「3/4」といった分数の書き方や計算を学びます。
でも、その前に大切なのは、
「半分って何だろう?」
「2つに分けるとどうなる?」
という感覚を育てることです。
実は、この分数の土台となる考え方は、積み木遊びの中で自然と身につけることができます。
今回は、積み木を使って「分数」の感覚を育てる遊びを、年齢別にご紹介します。
分数ってどんな考え方?
分数とは、
「1つのものをいくつかに分けたうちの、いくつ分か」
を表す考え方です。
例えば、
- 半分(1/2)
- 3つに分けたうちの1つ(1/3)
- 4つに分けたうちの3つ(3/4)
などがあります。
幼児期には、数字や式を覚える必要はありません。
まずは、
- 半分
- 同じ大きさに分ける
- 合わせると元に戻る
という感覚を遊びながら身につけることが大切です。
【0〜1歳】2つに分けて遊ぼう
この時期は、「分数」という言葉を教える必要はありません。
まずは、「分ける」という体験を楽しみましょう。
<おすすめの遊び>
積み木を2つに分けよう
積み木を2つ並べて、
「こっちと、こっち。」
と分けて遊びます。
半分ずつ配ろう
積み木を親子で分けます。
「ママに1個。」
「○○ちゃんに1個。」
と、同じ数ずつ配る遊びがおすすめです。
【2〜3歳】「半分」を感じよう
少しずつ「同じ」という感覚が育ってくる時期です。
<おすすめの遊び>
同じ数に分けよう
積み木を6個用意します。
左右に同じ数ずつ並べます。
「どっちも3個だね!」
と確認してみましょう。
三角柱を合わせてみよう
三角柱を2つ合わせると…
「あれ?四角になった!」
「半分が2つ集まると、1つになるんだね!」
という発見につながります。
【4〜5歳】分数の考え方を遊ぼう
ここからは、小学校の分数学習につながる遊びです。
<おすすめの遊び>
半分探しゲーム
立方体を見せて、
「半分はどれかな?」
と考えてもらいます。
三角柱2個を合わせると立方体になることを確認しながら、
「三角柱1個は、この立方体の半分なんだね。」
という感覚を育てます。
同じ大きさになるかな?
立方体1個と三角柱2個を並べます。
「どっちが大きいと思う?」
「本当に同じかな?」
と予想してから確かめてみましょう。
半分を集めよう
三角柱をたくさん並べます。
「半分を2つ集めると何個の立方体になるかな?」
遊びながら数えてみます。
ワンポイント!積み木で「分数」が見えてくる
ここで、積み木の大きさを少し整理してみましょう。
この遊びでは、**立方体1個を「1」**と考えます。
すると、
- 立方体1個 = 1
- 直方体1個 = 1
- 三角柱2個 = 1
- 三角柱1個 = 1/2
という関係になります。
つまり、形は違っていても、同じ大きさ(同じ体積)の積み木があるということです。
そして、三角柱1個は立方体1個のちょうど半分なので、
「半分が2つ集まると1つになる」
という分数の基本的な考え方を、実際に積み木を動かしながら理解することができます。
言葉や数字だけでは難しい分数も、目で見て、手で触れて確かめることで、ぐっと身近なものになります。

【5〜6歳】分数にチャレンジ!
小学校入学前後におすすめです。
<おすすめの遊び>
いくつで1つになる?
三角柱を並べて、
「何個集まると立方体になるかな?」
「立方体2個を作るには、三角柱は何個必要かな?」
など、考えながら遊びます。
分数パズル
親が立方体や直方体を並べます。
子どもは三角柱だけを使って、同じ形や同じ大きさになるように挑戦します。
「どう組み合わせたらぴったりになるかな?」
と試行錯誤することで、考える力も育ちます。
お話で分数ごっこ
「ケーキを2人で分けると、一人分は半分だね。」
「積み木も半分にできるかな?」
日常生活と積み木遊びを結びつけることで、分数が身近なものになります。
積み木遊びは「分数」の準備運動
積み木遊びでは、
✔ 半分という考え方
✔ 同じ大きさに分ける
✔ 合わせると元に戻る
✔ 全体と部分の関係
✔ 組み合わせを考える
✔ 論理的に考える
など、小学校算数につながるさまざまな力を育てることができます。
積み木を実際に動かしながら遊ぶことで、「半分ってこういうことなんだ!」という感覚が自然と身につきます。
まとめ
分数は、数字や計算を覚える前に、「分ける」「合わせる」「半分」という感覚を育てることが大切です。
積み木遊びなら、実際に手で動かしながら「半分が2つ集まると1つになる」ということを目で見て確かめられます。
つみきーずのつみきは、立方体・直方体・三角柱という異なる形を組み合わせながら、同じ大きさや半分の関係を発見できるのが大きな特徴です。
「どうして同じ大きさになるんだろう?」「ほかの組み合わせもあるかな?」と親子で考えながら遊ぶことで、分数だけでなく、論理的に考える力や探究心も育まれます。
ぜひ親子でいろいろな組み合わせを試しながら、「分数って面白い!」「半分ってこういうことなんだ!」という発見を楽しんでみてください。