【積み木で勉強シリーズ⑧】いろいろな方向から見てみよう!積み木で学ぶ「立体・展開図」|年齢別あそびアイデア集

【積み木で勉強シリーズ⑧】いろいろな方向から見てみよう!積み木で学ぶ「立体・展開図」|年齢別あそびアイデア集

「この積み木を横から見ると、どんな形に見えるかな?」

「上から見ると、さっきとは違う形に見える!」

積み木で遊んでいると、見る方向によって形が変わることに気づく場面があります。

小学校では、立方体や直方体などの立体や、それを広げた「展開図」を学びます。

でも、その土台となるのは、

「立体をいろいろな方向から見る力」

です。

積み木遊びでは、実際に立体を触り、回したり積み重ねたりしながら、自然と空間認識力を育てることができます。

今回は、積み木を使って「立体・展開図」の感覚を育てる遊びを、年齢別にご紹介します。


立体・展開図ってどんな考え方?

立体とは、縦・横・高さのある形のことです。

例えば、

  • 立方体
  • 直方体
  • 三角柱

などがあります。

そして、「展開図」は、その立体を切り開いて平らにした形です。

幼児期には、「展開図」という言葉を覚える必要はありません。

まずは、

  • 前から見る
  • 横から見る
  • 上から見る
  • 回してみる

という体験をたくさんすることが大切です。

積み木は自由に向きを変えたり積み重ねたりできるため、立体への理解を深めるのにぴったりです。


【0〜1歳】積み木をいろいろな方向から見てみよう

この時期は、積み木を自由に触ることが何より大切です。

<おすすめの遊び>

コロコロ回してみよう

積み木を手で回してみます。

「向きを変えると違って見えるね!」

と声をかけながら遊びます。


積み木を積んでみよう

積んだり倒したりを繰り返しながら、

「高くなったね!」

「横から見るとどう見えるかな?」

と一緒に見てみましょう。


【2〜3歳】見る方向を変えてみよう

見る位置によって形が変わることを楽しむ時期です。

<おすすめの遊び>

上から見てみよう

積み木を並べたら、

しゃがんで横から見たり、

立って上から見たりしてみます。

「見え方が変わったね!」

という発見を楽しみましょう。


ぐるっと一周してみよう

積み木でおうちやタワーを作ったら、親子で作品の周りをぐるっと歩いてみます。

「前から見るとおうちみたい!」

「横から見ると細く見えるね。」

「後ろから見るとまた違う形に見える!」

見る場所によって見え方が変わることを体験してみましょう。


【4〜5歳】立体をイメージしてみよう

空間認識力が大きく育つ時期です。

<おすすめの遊び>

真似して作ろう

親が積み木で簡単な形を作ります。

子どもは別の積み木を使って、同じ形を作ってみます。

完成したら、前や横、上から見比べてみましょう。


上から見える形を描いてみよう

積み木を並べたら、

上から見た形を紙に描いてみます。

「見えている積み木だけを描く」という体験が、立体を平面で表す力につながります。


箱を開いてみよう

空き箱を保護者の方と一緒にそっと開いてみます。

「箱を広げると、1枚の紙になるんだ!」

という発見を楽しみましょう。

立体が平らな形になることを体験することで、展開図につながる感覚が育ちます。


ワンポイント!展開図は「箱を開く」イメージ

「展開図」と聞くと難しく感じますが、実は身近なところにもあります。

例えば、お菓子やティッシュの箱は、もともと1枚の紙を組み立てて作られています。

使い終わった箱を開いてみると、

「こんな形だったんだ!」

という発見があります。

積み木を見ながら、

「この立方体を紙で作るなら、どんな形になるかな?」

と親子で想像してみるだけでも、立体への興味がぐんと広がります。


【5〜6歳】立体・展開図にチャレンジ!

小学校入学前後におすすめです。

<おすすめの遊び>

見る場所を変えてみよう

積み木で作品を作ったら、

「上から見るとどんな形?」

「横から見るとどう見える?」

「前から見ると何個見えるかな?」

と予想してから、実際に見る場所を変えて確かめてみましょう。

見る方向によって見える形が変わることを、遊びながら体験できます。


写真と同じ形を作ろう

保護者が積み木で簡単な作品を作り、真正面から写真を撮ります。

子どもは写真だけを見て、同じ形を再現してみましょう。

完成したら、

「横や後ろから見るとどうなっていたかな?」

と一緒に確認してみます。

写真には写っていない部分を想像することで、空間認識力が育ちます。


展開図を作ってみよう

積み木の立方体を手に取り、

「この積み木を紙で作るとしたら、どんな形になるかな?」

と親子で考えてみましょう。

折り紙や画用紙に**正方形を6枚つなげた形(展開図)**を描き、保護者の方と一緒に切り抜いて組み立てると、立方体を作ることができます。

完成したら、

「本当に積み木と同じ形になったね!」

「もう一度開くと、展開図に戻るね!」

と、立体と展開図の関係を確かめてみましょう。

また、慣れないうちは正方形を横一列に並べる展開図にしてしまって、いざ組み立ててみると「あれ??できないぞ?」となるかも知れませんが、そういった「思っていたのと違う結果になった」経験は学びの過程ではとても大切。

「あとどこがどうなったら立方体ができるかな?」と、子どもが自分で考えられるようにサポートしてあげましょう。

さらに、

「直方体ならどんな形になるかな?」

「三角柱はどんな形の紙からできているかな?」

と考えてみると、立体への理解がさらに深まります。

展開図は、出来上がりの形が同じでも複数のパターンがあります。

実は立方体は11種の展開図がありますので、すべてのパターンを見つけられるか、チャレンジしてみるのも面白いですね!

※ はさみを使う場合は、保護者の方と一緒に安全に行いましょう。


積み木遊びは「立体・展開図」の準備運動

積み木遊びでは、

✔ いろいろな方向から見る

✔ 向きを変える

✔ 重ねる

✔ 立体をイメージする

✔ 平面との違いに気づく

✔ 空間認識力を育てる

など、小学校算数につながるさまざまな力を育てることができます。

積み木を自由に動かしながら遊ぶことで、「立体って面白い!」「見る向きで形が変わるんだ!」という発見が生まれます。


まとめ

立体や展開図は、小学校で学ぶ図形の中でも、イメージする力が大切な単元です。

幼児期には、名前や公式を覚えるよりも、

「前から見るとこんな形!」

「横から見ると違って見える!」

「立体は平らな紙から作ることもできるんだ!」

という体験を積み重ねることが、空間認識力を育てる第一歩になります。

つみきーずのつみきは、立方体・直方体・三角柱など、さまざまな立体を自由に組み合わせて遊べるのが特徴です。

親子で「どこから見るとどう見えるかな?」「この立体を紙で作るとどんな形になるかな?」と会話を楽しみながら遊ぶことで、立体や展開図への理解だけでなく、観察力や考える力も自然と育っていきます。

ぜひ、積み木を使って「立体・展開図」の世界を親子で楽しんでみてください。